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気まぐれ観戦記
管理人が見たままの観戦記のため正確性は確保していません。なお、贔屓目ありです。
文中で使用している主な用語についてはこちらをご確認ください。(敬称略:選手の皆様すみません)

2002/03/16 クレインズ 5 - 6 コクド (セミファイナル第2戦) <釧路・丹頂> 14:00
1P07:181 - 0伊藤雅 (ミタニ)
09:051 - 1ユール (二瓶、佐々木雄)
11:232 - 1山野 (腰越)
12:273 - 1ミタニ (ディック)
2P02:143 - 2ユール (八幡)
08:183 - 3坂田 (宮内)
14:574 - 3小林 (竹内、山野)
3P01:195 - 3伊藤雅 (竹内)
06:325 - 4坂田 (川口)
14:125 - 5内山 (桑原)
2OT08:065 - 6坂井 (鈴木、坂田)
▼1P
コクドの方が押し気味の展開だったが、好調の伊藤雅がミタニからのパックをゴール前でワンタッチゴールで先制する。一方のコクドは、PPのボックスでクレインズの足が止まってきたところ、すかさず二瓶からのパスをユールがゴールし同点に追いつく。しかし、11分過ぎのコクドのPK明けに、ゴール左角度のないところから出たパックを山野があわせクレインズがまた先行する。さらにコクドPKで足が止まったところ、左ブルーライン付近からミタニのロングシュートで2点差となる。第一戦もそうだが、コクドはPKでの失点が多い。
▼2P
ゴール裏を右から左へ回った八幡のパスを、右サイドのユールが落ち着いてゴールし追い上げる。さらにブルーライン付近から坂田が持ち上がり、相手DFを外してナイスシュートで同点となる。9分にはユールがゴールへラッシュしかなりの妨害を受けるが笛は鳴らない。このシーズンはペナルティで首を傾げざるを得ない。C4点目はC3点目を再現するような小林のロングシュートだった。
▼3P
クレインズが先行するものの突き放しきれずにコクドが追いつくという壮絶な展開。ただし第一戦と異なり、見ていてコクドはこのまま負ける気はしない。しかし、ゴール正面でコクドDFが付いていたもののスティックを殺せずまたもや伊藤雅にクリーンなシュートを打たれ、2点のビハインドとなる。これには岩崎悔しそうだった。そのような中、鈴木が粘ってパックを持ち上がり、ゴール左横の坂田へ。ゴール左手前から坂田、振り向きざまのシュートで1点を返す。今日の坂田は技あり。さらにゴール前で相手に押さえ込まれ倒れた内山がスティックを氷の上を振り回してドブソンの股間を抜くゴールで、なんと同点に追いつく。こんな試合は3時間でも4時間でも見ていたい、そんな気になってくる。
▼OT1
ミスとカウンターが心配。若いクレインズのスタミナにも今日のコクドはまだまだいける。このOTはコクドが優位に攻め続けるが、得点に至らない。途中、桑原とユールがそれぞれ相手に反則されているように見えたが、反則はとってもらえない。最後までコクドが攻め続けるが、ドブソンの集中力の前に点を奪えない。コクドの攻め疲れが心配なうちに20分が経過し再延長へとなる。すごいゲームだ。
▼OT2
OT2はサイドが変わって、ゴールとべンチが遠くなる。スタミナの点もあり、ちょっと嫌だなと思った途端の2分前、伊藤雅がゴール前で合わせてくる。ヒヤリとしたがGK岩崎きっちり抑える。OT1と変わってコクドゾーンでの展開が増えて来るし、段々足がなくなっていくようで、べンチと逆サイドは辛い。そんな中、やってくれました。ゴール右斜め前の坂井が脳裏に残る狙いを定めた肩越しのシュートで長いハードな試合を制した。

一度もリードすることがなく、選手にとって3時間20分にわたる過酷な試合だったと思うが、最後まで集中力を切らさず、本来のあるべき姿を取り戻した。しかし岩崎の頑張りには頭が下がる。釧路に行って本当に良かった。
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