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気まぐれ観戦記
管理人が見たままの観戦記のため正確性は確保していません。なお、贔屓目ありです。
文中で使用している主な用語についてはこちらをご確認ください。(敬称略:選手の皆様すみません)

2002/03/26 西武 2 - 3 コクド (ファイナル第5戦) <東伏見> 19:00  
1P01:121 - 0ブライト (小林友)
15:332 - 0ブライト (藤田)
2P00:522 - 1ユール (佐々木)
03:452 - 2菊池 (宮内)
OT09:462 - 3二瓶 (八幡)
▼1P
これで本当に今シーズン最後の試合。ここまで長く試合を見せてくれたコクドの選手・スタッフに感謝したい。開始早々ゴール前でシュートを打たれ3本目ブライトにゴールを許す。先制は西武、嫌な予感が走る。そのすぐ後、またコクドは2PKのピンチを迎え2PKの守りに慣れているのか(?)切り抜けるが、厳しい局面が続く。13分過ぎ西武の選手とクロスした三浦が肩を痛めてリタイアとなる。その後またコクドのペナルティが出て一人少ないところ、ゴール前でキーパーが前にはじいたパックをブライトにすくわれ2点目を献上する。
▼2P
早々にユールがゴール右横からふんわりとしたタッチでゴールを決め追い上げる。西武GKのスケートに当たって入ったように見えた。連戦で選手の疲労が気になるところだが、引き続きゴール左後ろにいた菊池がゴール横でくらいつき執念のゴールで同点とする。その後両チームペナルティを犯しながらも失点せずに終了する。
▼3P
観客の数がすごい。控え室ではどんな話をしたのだろう。両チーム我慢の展開で目が離せない。10分、坂井が右太ももを痛めたらしくバリバリにテーピングをしている。氷に乗って調子を試したりしているが、どうもダメらしい。そんな中の16分、ブライトがポストに阻まれるシュートを放ちヒヤリとする。
▼OT
4分頃、コクドにペナルティが出るがGKを中心に守りきる。反対に9分過ぎ西武にペナルティがあり、八幡がゴール裏から出したパックをゴール左にいた二瓶が左隅に持ち上げるようなシュート。西武GKの体に当たったように見え、ランプがなかなか点かなかったが、コクドの選手の手が上がり歓喜の決勝ゴールとなる。コクド、日本リーグを制する。

コクドにとってこのシーズンは、歯車が狂い、その狂いにフラストレーションを感じてさらに泥沼にはまり込んでいくような、まるでデフレ・スパイラルのような苦しいシーズンだったように思う。 負け越しのままで年を越し、中断明けの2月の釧路2連戦の惨敗など、ベンチが静まり返る厳しい状況が続いた。しかし3月に入ると徐々に、パックに対する執着力と勝利にかける強い気持ちが前年チャンプのプライドを呼び起こし、本来あるべき姿を取り戻していった。
転換期は3月7日のクレインズ戦ではなかったか(管理人はそう感じただけだが)。ちなみに管理人にとってのベストゲームは3月14日のセミファイナル対クレインズ1戦目。心底痺れた。
▼最終順位
1位:コクド、2位:西武、3位:日本製紙クレインズ、
4位:王子、5位:札幌ポラリス、6位:日光アイスパックス
▼MVP
ユール(コクド)
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