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(アジア大会 男子) 2003/02/07 17:00 <八戸>

カザフスタンKAZ 2 - 7 日本JPN

カザフスタンKAZ  #30Zinovyov/#20Tambulov

PO
SH
PIM
1P
1
15
6
2P
1
18
10
3P
0
13
14
OT


TO
2
46
30
 #24Alexandrov(A)/#18Polichshuk/#23Kryazhev(A)
 /#28Nevstruyev/#12Shejnelin
 #11Ogorodnikov/#9Trochshinskiy/#7Rlfol
 /#21Kovalonko(C)/#29Kuzrnin
 #27Belan/#16Kozlov/#26Antipov
 /#2Savenkov/#4Tregubov
 #17Yessirkenov/#10Zerzhltakiy/#14Komissarov
 /#22Shipulin/#15Komissarov

日本JPN   #27二瓶次/#61春名

PO
SH
PIM
1P
3
11
4
2P
1
5
8
3P
3
10
16
OT


TO
7
26
28
 #18伊藤雅/#47樺山(C)/#3杉沢/#7大城(A)/#33伊藤賢
 #19斉藤毅/#15小原/#12内山/#6川島/#5宮内
 #71桑原/#40藤田/#41二瓶太/#28大川/#11川口
 #21川平(A)/#16斉藤哲/#9三輪/#13今/#51山崎

 1P00:00GK inカザフ#30Zinovyov
00:00GK in日本#27二瓶次
02:121 - 0 EQカザフ#17Yessirkenov
02:332minカザフ#12ShejnelinHI-ST
03:201 - 1 PP1日本#18伊藤雅
05:172min日本#7大城HOOK
05:552minカザフ#21KovalonkoHO-ST
07:201 - 2 PP1日本#40藤田 (#33伊藤賢)
08:571 - 3 EQ日本#47樺山 (#3杉沢)
12:412minカザフ#10ZerzhltakiyUN-SP
15:572min日本#9三輪HOOK

 2P25:432minカザフ#4TregubovHOOK
25:432min日本#28大川BOARD
26:322 - 3 EQカザフ#17Yessirkenov (#14Komissarov)
29:302minカザフ#26AntipovSLASH
29:302minカザフ(#11Ogorodnikov)BENCH
30:112minカザフ#18PolichshukUN-SP
30:112min日本#71桑原HI-ST
30:112min日本#41二瓶太UN-SP
32:582min日本#33伊藤賢ROUGH
34:512 - 4 PK1日本#7大城 (#18伊藤雅,#47)
39:552minカザフ#9TrochshinskiyELBOW

 3P40:462minカザフ#18PolichshukCROSS
41:372 - 5 PP2日本#40藤田 (#28大川,#7大城)
42:522min日本#33伊藤賢HOLD
43:31*2minカザフ#23KryazhevINTRF
43:31*2min日本#6川島CROSS
44:442 - 6 PK1日本#47樺山
44:552min日本#51山崎TRIP
45:282minカザフ#17YessirkenovCROSS
45:40*2minカザフ#28NevstruyevHOLD
45:40*2min日本#28大川ROUGH
48:54GK outカザフ#30ZinovyovTambulov
48:54GK inカザフ#20Tambulov
49:352minカザフ#15KomissarovSLASH
49:352min日本#18伊藤雅ROUGH
50:372minカザフ#17YessirkenovHI-ST
51:212min日本#47樺山INTRF
52:082minカザフ#15KomissarovHI-ST
52:492min日本#33伊藤賢HO-ST
56:402 - 7 EQ日本#18伊藤雅 (#47樺山,#3杉沢)
56:40GK outカザフ#20Tambulov
56:40GK inカザフ#30Zinovyov
56:522min日本#33伊藤賢TRIP


レフェリー/Herman

日本の#41二瓶太がフルフェイス・マスク。今日は白バージョンのユニフォームで、昨日着用していた赤バージョンよりこちらの方が管理人は好きだな。どーでもいいことですが、若林さんと栗林さんって似ていない?
▼1P
開始直後から相手選手にカツカツと当たってプレッシャーを掛けているが、みんな少し固くなていないか。早々から4つ廻し。2:12カザフの#17はセンターライン付近から左サイドを抜いてそのままゴールに直進、勢いに乗ったナイスシュートで早々に先制点をあげる。日本は#16斉藤哲のセットで#51山崎が前がかりでケアが足りなかったか。しかし日本は得たPPの3:20、ゴール左横でカザフのGKがパックを抑えに出たところ日本の選手らと折り重なって動けないなか、ゴール裏でパックを持った#18伊藤雅が左からゴール前にあがり開いていたゴールに流し込み同点とする。カザフから抗議があったが受け入れられず。管理人としてもホイッスルが鳴っておかしくないと思ったが。また日本は次に得たPPで中央ブルーライン付近の#33伊藤賢のシュートをゴール前の#40藤田がわずかに合わせ、GKの股間を抜いて逆転を果たす。さらに8:57にミドルレンジ左サイドの#3杉沢からのパスを中央遠めにフリーでいた#47樺山が小さいモーションのスイープシュートで決めて突き放す。その後12:41にカザフ#10がアンスポーツマンコンダクトを取られたが、これはシュミレーションとして取ったようだが、管理人は日本#71桑原のフッキングかと思った(#10にまんまと騙されているというわけ?)。この判定にもカザフは納得できないようだった。今日も#19斉藤毅、ゴールの枠を捉えてないぞ。早くも#33伊藤賢のアイスタイムが長いように見える。管理人としても開催国アドバンテージを感じながら、1Pは3-1の日本リードで終了。
▼2P
1分、日本#5宮内がかなりキッチリ絡んでいながらカザフ#24はシュートまで持っていく。懐の深さを感じるなぁ。2分ころには#15小原のセットが押し込まれる。ガンバです。#9三輪のプレーが中途半端(というか小さくこじんまりとしている)に見えるのが心配。また#18伊藤雅はフェンス際に追い込まれると身動きできなくなっていまう。しかし4分半、左ブルーラインを渡ってパックキャリーしていた#47樺山が右サイドを併走する#18伊藤雅へパス、ゴール間近になって再度#47樺山へつなげるパスをするが、あと1歩タイミングが合わなかった。両チーム一人少ない6分頃、カザフの選手に抜かれGKと1:1になり#33伊藤賢が追いかける形となったが、倒れこみながらスティック1本でクリアするビッグプレー。やるな賢吾。しかしその後6:32、自陣から攻めあがるカザフの攻撃に一緒に下がってしまい最後#17に正面から決められ1点差に追い上げられる。このときは#15小原のセット。その後も日本はカザフの攻勢に振り回されるが、なんとか持ちこたえる。そして9:30、カザフ#26が日本#11川口のスティックをへし折り、これがスラッシングで挙げられる。これには折れたスティックを差し出してカザフは抗議するが、その行為によってベンチマイナーを取られてしまう。そこまでするかレフェリーと管理人は思ったのだが。これで日本に丸々2分間のPP2が転がりこんだが、まもなく日本もペナルティを取られてしまいチャンスを失ってしまう。キルプレーで#15小原のセットが出てくる場面が多い。管理人としては結構ドキドキする。しかし14:51日本PK1のとき、2-1で#18伊藤雅が左サイドを持ち上がりGKを十分引き付けたゴール間近で、右サイドを併走していた#7大城にパス、これをワンタイムであわせて追加点をあげる。また17分前にはゴール右横の#41二瓶太からゴール前の#40藤田へパス、惜しくも決まらず。このピリオド、日本の攻撃シーンばかり書いているが、カザフはかなりの攻勢をかけていて日本が防戦一方になるシーンがいくつもあった。展開が速くてメモしきれていない。しかしなんとか失点を1に抑える大健闘。かなり一杯一杯に見えるが。
▼3P
当然2点差では安心できない。1P終了間際と2P開始直後にカザフの反則が続いて日本はPP2のチャンスを迎える。ここで日本は遠くから大きく振りかぶって打つばかりでイヤだなとおもっていたが、右ブルーライン付近の#7大城から左の#28大川へパス、それを#28大川がシュート、そのリバウンドをゴール前の#40藤田が叩き込んで追加点をあげ3点差。ここで日本はPKとなるがゴール右後ろからゴール前へ出てきた#47がシュートするとカザフGKの胸に当たったようだったが、そのパックが上に飛びそのままゴールにこぼれ落ちた様子でなんと4点差。その後に両チームとも反則を多く取られるが、がっぷりの様相で昨日の韓国戦のような嫌な感じのものではない。しかし7分ころに日本はあからさまなメンバーオーバーがあったが、見逃されるラッキー。試合が中断してからカザフが抗議したいたようだがこれも認められず。ここらでカザフはGKを交替。12分過ぎの日本PPでは#15小原と#33伊藤賢で惜しいシーン。しかし13分ころの日本PKではカザフの攻勢があったが、二度ほどゴールポストに助けられる。そして16:40、日本#47樺山がパックを持って中央をゴール前のに走りこみシュート、カザフGKはグラブで弾いたが、こぼれたパックに右を併走していた#18伊藤が反応して7点目、カザフを突き放す。このときカザフGKはゴールポストに激突しどうも眉のあたりを切ったらしく大出血。タンカで退場となる。18:52にはカザフ、ブルーライン付近からのシュートにゴール前の選手があわせてパックがゴールに転がり込むが、ハイステックとされノーゴール。管理人は予想だにしなかった7-2の大差でカウントダウン、日本優勝。

実は未だにどうして日本が勝てたのか理解できません。カザフは個々のスキルが高く、またパックの支配率も高かったように感じました。日本のDF陣はかなり苦戦をしていたのがアリアリだし、シュート数は約半分。ただし、日本は出だしからガンガン当たっていった気迫のこもった姿勢と、縦横に走るフォワードが相手をかき乱したことと、全員の守備の意識の高さ、それにグッドラック(こういう言い方はいけないかしら)でしょうか。
また従来だとチーム毎のセットといった形が多かったが、今回はチームに囚われずに選手の特性を活かして組み合わせた監督の手腕も、勝因のひとつとして掲げる必要があると思います。準決勝のセットより、決勝戦のセットの方が良い組み方だと思うのだが、#47樺山と組めば#18伊藤雅は活きるしこのセットに日本のトップDF(だと管理人は思ってます)#33伊藤賢を組ませて攻撃に厚みを持たせてました。#15小原のセットはある意味ギャンプルだったかもしれなく、途中からアイスタイムは短めだったが、次代の日本を背負ってもらうために良い経験をしました。そこに堅実なDFを付けていたことも見逃せないです。またオールラウンダー#40藤田には前ががりなウイングをつけて攻撃的なメンバーを主体にし、DFには#28大川と#11川口といったタイプの違う二人を揃えてました。さらに#16斉藤哲には攻守にバランスが取れるベテランをつけてました。今回フィジカルに強い#13今の出番が少なかったのが、管理人としてはちょっと残念でした。
一方のカザフはタイプとして管理人の好きなチームで、スキルが高く懐が深いのでDF泣かせでしたし、フィジカルも強いので日本の選手は度々吹っ飛ばされていました。数々の判定で納得いかない場面も多かったと思うので、調子に乗れなかった部分もあるかもしれません。また日本に対してこんなはずじゃないという意識があったと想像するのはあまりに勝手でしょうか。
日本は極東のチャンピオンではなくてアジアのチャンピオンなのだから、胸を張って世界選手権に行ってもらいたいです。メンバーは若干変わるかも知れませんが、今大会のように若い選手も重用していただきたいと思います。
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