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(長野カップ) 2003/02/09 19:00 <長野>

チェコCZE 7 - 2 日本JPN

最終更新 2003/02/21 20:40

チェコCZE
(HCパルドゥビッツェ)
 #79バレック/#82マリー

PO
SH
PIM
1P
0
14
6
2P
2
15
4
3P
5
12
4
OT


TO
7
41
14
 #49ルビナ/#12トゥヴルディーク/#19クデルナ
 /#28モドロッフ/#26パーツァル(A)
 #14ポスピーシェル(A)/#18ディヴィーシェク/#37シィーコラ
 /#36チャスラヴァ/#8ザーブランスキー
 #22ピシュテク/#91ヤネツキー(C)/#86クロパーツ
 /#15デゥベン/#44ノヴォトニー
 #73プルッハ/#42コウカル/#48コラーズ/#24ホラーク/#35ヘムスキー

日本JPN  #39菊地/#61春名

PO
SH
PIM
1P
0
5
4
2P
0
10
6
3P
2
3
0
OT


TO
2
18
10
 #13今/#16斎藤哲/#18伊藤雅/#7大城(C)/#33伊藤賢
 #23石岡/#15小原/#19斎藤毅(A)/#37佐々木/#6川島
 #20西脇/#91佐藤博/#97奥山/#43原武/#8菅原
 #14佐藤翔/#53高橋朋(A)/#98百目木/#34高橋淳/#51山崎

 1P00:00GK inチェコ#79バレック
00:00GK in日本#39菊地
01:342minチェコ#86クロパーツHI-ST
09:552minチェコ#15デゥベンBOARD
12:042min日本#91佐藤博HOLD
14:112min日本#37佐々木TRIP
18:172minチェコ(#73プルッハ)TOO-M

 2P00:202min日本#7大城TRIP
08:302min日本#6川島ELBOW
08:411 - 0 PP1チェコ#86クロパーツ (#22ピシュテク,#15デゥベン)
09:082 - 0 EQチェコ#73プルッハ
(#42コウカル,#48コラーズ)

16:322minチェコ#22ピシュテクHO-ST
19:042minチェコ#36チャスラヴァTRIP
19:562min日本#97奥山BOARD

 3P03:122minチェコ#28モドロッフHOLD
06:552 - 1 EQ日本#14佐藤翔 (#98百目木)
08:433 - 1 EQチェコ#14ポスピーシェル (#73プルッハ)
11:124 - 1 EQチェコ#14ポスピーシェル (#22ピシュテク)
11:505 - 1 EQチェコ#37シィーコラ (#12トゥヴルディーク)
13:555 - 2 EQ日本#19斎藤毅
14:226 - 2 EQチェコ#42コウカル (#44ノヴォトニー)
18:022minチェコ#19クデルナHOLD
19:12GK out日本#39菊地
19:297 - 2 ENチェコ#28モドロッフ (#86クロパーツ)
19:29GK in日本#39菊地

レフェリー/川村

日本のGKは#39菊地。#16斉藤哲のセットは不動だが、他のセットは若干の変更。本日ユニフォームは白バージョン。チェコ#49のスケートは刃のところに丸い穴が4つ並んでいるタイプでガラガラ音がする。
▼1P
1分前日本#15小原のパスミスをついてチェコに攻められる。ガンバです。1巡目から4つ廻し。PPではなかなか中に入れてもらえない。さらに2分にはPKのチェコ#42にニュートラルゾーンでパックを奪われゴールへ直進、GKと1:1となったところフェイクを入れてシュートを放つが日本GK#39菊地がナイスセーブ。5分日本は#91佐藤博が右サイドを持ち込み、中央を併走したきた#20西脇へあわせようとしたり、6分に左サイドを持ち上がった#34高橋淳からの折り返すパスを中央の#14佐藤翔があわせるなど、攻撃を仕掛ける。両チーム、リンクを広く使い速い展開で面白い。7分、チェコ#97のパスミスに日本#15小原が対応してシュート、リバウンドにも飛び込むが上手くいかない。日本はDFがかなり前に出るシーンがあるが大丈夫か。選手はメチャクチャ苦しそうだか、動きは良くノビノビしたプレーをしているように見える。10分前に得たPPで日本#37佐々木が左サイドをパックを持って駆け上がり深い地点でシュート、そのままGKに届いてしまうがパスとして出せたら良かった。すると今度はチェコの縦パスが通り#37佐々木を抜かれるるが、GK#39菊地がナイスセーブ。ここにきてチェコは縦パスを狙ってきている。12分過ぎに日本はPKとなるとゴール右手前で短いパスを繋いで攻撃されるが、GK#39菊地がナイスセーブ。DF陣はチェックをキチンと入れているが、きつそうだ。さらに14分過ぎに日本はPKのピンチ。15分過ぎにチェコは中央ブルーライン付近の#23から前方の#12へ、さらにゴール右手前の#19へ渡りシュートなどで攻撃するが、日本GK#39菊地がずいぶんと積極的な姿勢をみせナイスキー。17分にはチェコがゴールへ突進し日本#33伊藤賢が追いかけ気味にチェックをするがシュートまで運ばれ、さらにパックがデッドにならずヒヤリとする。一方の日本はそのあと#18伊藤雅が切り込んでいってシュートを放つも左へそれる。18分すぎのPPでも日本はなかなか中に入っていけない。このピリオドは最後シュートで終了する。チェコを相手に0-0の大健闘。菊地がとても積極的な姿勢を見せている。
▼2P
開始早々に日本はPKとなるが、ここで#14佐藤翔のフォア・チェックが目立った。4分にチェコ#49がブルーライン外を左から中央へ進み中央を駆け上がり、遠めから小さいモーションでシュート。ここまでにベンチに戻るDFはへばへばしているようだ。5分にチェコ、ゴール左裏から出されたパスをゴール左手前の選手が叩いたりするが、GK#39菊地が前へ出てセーブが続く。そんな中、日本#16斉藤哲は左サイドを持ち上がりゴール近くでワンフェイクを入れてシュート。チェコGKに止められたがナイスプレーだった。しかし8:41チェコは、得たPPの開始間もなく左遠めからの#22のシュートのリバウンドを正面の#86がオープンネットに叩き込んで、チェコが先制する。さらに9:08、ゴール左横の角度のないところからのシュートが、ゴールに転がり込み2点目。GKのスケートにまいたような見えたが、ゴール前で誰かが角度を変えていたのかも知れない。あっと言う間の2失点。これで日本の動きか目に見えて悪くなった。気を取り直してやって欲しいところだ。すると13分半に左遠めの#7大城が右サイドの#33伊藤賢が動き出したのを見てパスを出すがあわない、さらに続けて左からのパスを正面の#33伊藤賢へあわしたりする。また14分半に左サイドから中央へあがってきた#23石岡が良いポジションでシュートしたり、15分には右サイド遠めの#23石岡から中央の#15小原、さらに前方の#19斉藤毅へと上手く繋がりシュートするなど、チャンスを作ろうとするが、なかなかうまくいかない。今日は#20西脇、#23石岡は良い動きを見せている。また相手のスビードもあると思うが、パスのスピードが速い。そうしないとチェコのチェックに引っかかってしまうのだろう。日本の良いシーンが続いたが、16分センターラインに浮いていたチェコ#86へ自陣エンドラインからの縦パスが綺麗に通ってしまったりする。16分半からの日本のPPでは、またもや全然攻め入っていけない。19分過ぎに日本はPKになってしまうが、#20西脇が切り込んでいって相手の反則を誘う。その際、最後シュートまで持っていった気持ちが良い。2Pはエンドが逆になるせいもあるのか、メンバーチェンジを早め早めにしていたように思う。
▼3P
日本はPKからのスタートだったが良い対応で乗り越えた。今度はPPとなるが良いところまでいけない。6分にチェコは右コーナーの選手からゴール前の選手へパスが渡るがここは日本GK#39菊地がナイスセーブ。すると6分半にゴール左サイドの混戦から#91佐藤博が持ち出しゴール前に上がってシュート、惜しい。そんな中6:55、センターライン付近からパックを持ち上がった#98百目木がゴール前まで十分引き付けてから右を併走していた#14佐藤翔へパス、するとこれをワンタイムで叩いて、待望の1点をあげる。しかしチェコは8:43、左サイドからの#74のシュートのリバウンドに#14が反応するとそのシュートが日本#37佐々木のスケートに当たりゴールイン、自殺点となる。2Pと違って3Pはシフトのタイスタイムが長い。そんな中の11:12にチェコ、自陣右ブルーライン付近から敵陣ブルーライン付近に浮いていた#14にロングパスが日本#37佐々木を抜いて渡り、ゴールへ直進GKと1:1でシュートを打たれると、股間を抜けて4点目をあげる。さらに11:50にニュートラルゾーンでの日本#23石岡のパスミスを拾われ、すかさずパスが渡り、またもやGKと1:1、勢いに乗ったままにシュートを決めて5点目。日本はこの試合2度目の連続失点となる。失点はしょうがないにしても連続失点はイヤだ。しかし13:55に日本、ブルーライン手前で相手選手からパックを奪った#19斉藤毅がゴールへ直進、勢いに乗って遠めからシュートを放つとゴールネット左上に吸い込まれるゴール、1点を返す。アジア大会からどうもフィニッシュが上手くいっていなかった#19斉藤毅だが、今回は見事なシュートだった。しかしその27秒後の14:22にチェコ、右サイドの#44から大きく左サイドの#42へパックを振ると、これをゴール左へ決めて6点目をあげる。15分すぎにもチェコは日本GK#39菊地と1:1となるが、#39菊地がナイスキー。しかしそれだけ日本のDFが抜かれているということだ。18分からの日本PPでは、右コーナーの#18伊藤雅からゴール正面へ入ってきた#16斉藤哲にバスが渡るが、シュートは惜しくもゴール左へ。終了間際に点差が開きながら一度6人攻撃をかける(誰が入ったかは判らなかった)が、逆にエンプティネットゴールを決められ、試合終了。
▼ゲームベストプレーヤー
チェコ #15デゥベン
日本 #98百目木

試合結果は2-7と大差をつけられてしまったが、管理人にはかなり満足の試合だった。一番嬉しかったのは、選手のモチベーションの高さ。それにスピードとリンクを広く使う展開。
しかし課題も一杯出たのではないだろうか。連続失点や得点後の失点などは、メンタルな部分の強化も必要なのだろうか。また、今回は最後まで相手に縦パスで抜かれまくってしまったが、試合途中でその修正がなされなかった(試合後のインタビューで監督はロングパスに注意するように言っていたそうなのだが、実際には修正されていない)。DFはちょっと駒不足だったか。またDF陣を中心に試合途中でかなり疲労していたが、2Pは意識的にセット交換が早かったようだが、3Pは長くなってしまっていたのは何故なのだろう。
しかし日本チームはよく戦い管理人は嬉しかった。今回自分のチーム内ではポジションを確立していない選手も選ばれていて、どうかなと思っていた面はあるのだが、こういう若い選手が代表のポジションをどんどん狙っていって欲しい。従来はどうせ呼ばれることはないだろうなんて気にさせていたのではないかと思うのだが、自分をアピールできればA代表になれるという意識が持てたのではないだろうか(甘いかな)。またいわゆる常連組に良い刺激になるだろう。
#15小原のセットで失点が多かったが#37佐々木が天を仰ぐシーンが多くてコクドファンの管理人としては残念だった。
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