<back> <home> 最終更新:2005/03/30
ハバロフスク!
プラチナアリーナ
7000人収容のリンクで、2003年に出来たばかりということで大変綺麗です。

駐車場も完備されている敷地も広く、良く目立つ建物で本当に立派です。

入場の際は正面の階段の下でチケットがもがれ、建物に入ったところで金属探知の棒で検査がありますし、バッグも開けて確認されます。
スタンドは傾斜がありますから、どこからでも見やすいです。
ただし最前列は少し見にくいらしいです。

フェンスもクリアです。
写真はコクドの練習の時に、併設のレストラン「Over Time」から撮ったのですが、ゴールの後ろに布をかけてフェンスにキズがつくのを防いでいました。

長野のビッグハットのように建物を周回するロビーがあり、飲み物の自動販売機が設置されています。
売店ではビールやお菓子なども売られていました。


吊り下げ式の電光掲示板。スクリーンも4面あります。
アムールvsクリリアの試合では映像が出ましたが、ゴールデンアムールvsコクドの試合では使われず残念!
インターバルにはアムールの企業CMが流れてました。

チームグッズはロビーに小さな売店を設置して、ペナント・缶バッチ・パック・シールなどが売られていました。
チアホーンを購入するお客さんを多く見かけました。
座席は長野のビッグハットのように布張りです。
床もコンクリートではなくて石張り。
ただし特に暖かいわけではなく足元が冷えてきます。
管理人にはひざ掛けが欲しい感じでした。

試合の翌日の練習を見にいったときにスタンドの清掃をしていましたが、手箒で座席の下の隅の埃までかき出すような丁寧な作業をしていました。


チケットは正面の階段の裏から建物の中に入ったところで販売しています。

最近の新しい映画館ではコンピュータの画面上で座席を指定できるところがありますが、それと同様にブロックを指定し空いている座席を選んでいけます。

チケットは駅の券売機にようにロール式の用紙に必要事項が印刷されて出てきたものを手渡されます。
座席は全部指定席で、ゴールデン・アムールvsコクドの試合では、場所により80ルーブルから265ルーブルの9種類がありました。
【80/100/120/140/160/185/210/240/265ルーブル】
その他にVIP席(400ルーブル)もあるそうです。

アムールvsクリリアの試合でも一番高いチケットは330ルーブルでした。

※1ルーブル=約4円


マッチデープログラムが20ルーブルで販売されていました。
当該チームのレギュラーリーグの対戦状況やプレーオフ1戦・2戦の結果、コクドの選手紹介も載っていました。
併設されているレストラン「Over Time」からリンクを臨めます。
この写真では左奥にスタンドが見えます。

ただしリンクに面している席でないとダメですし、スタンドの最上段に人が座ると試合は見えないかもしれません。
ホッケーを観にきたお客さんが食事をしながらホッケーを楽しむという感じではないようです。

ちゃんとした食事もできますが、今回いただいたのは50ルーブルのコーヒーだけ(^^;)


レストラン「Over Time」から見えたのですが、メインリンクと反対側にサブリンクがありました。
この日には子供たちが練習をしていました。
ゴールデンアムールvsコクド戦は平日の3時からということで、お客さんが少なくてアウェーの雰囲気が味わえず残念でした。
しかし同じ日の7時から、プレーオフのアムールvsクリリヤ戦があり観ることができました。

満員のスタンドは誰かがリードして応援するということはありませんが、アムールがチャンスを迎えたり、良い攻防があると大きな声やチアホンが館内中に響き渡り、レフェリーの笛が聞こえにくいほどです。

写真は延長戦でも決着がつかず、PS戦の8人目でアムールの選手がゴールを決めて、プレーオフの次に段階に駒を進めた直後の写真です。
観衆は一斉にスタンディングオベイション。


アリーナまで

まずホテルですが、「インツーリストホテル INTOURIST HOTEL 」が唯一の大きなホテルということで、そこになることが多いと思います。
どこのチームもここを使っているようです。

ちなみに今回は選手と同フロアで、ドアを開けっ放しの部屋が多っかたです(^^;)。

部屋にテントウ虫はいませんでしたし、ドアに付いている覗き穴の位置が高くて見えない以外は、特段の問題はありませんでした。
水道水は飲めません。
石鹸・シャンプー・ドライヤーはありましたが、歯ブラシ・スリッパ・寝巻きはありません。
場所は今回お世話になった旅行会社「アースデスク」のサイトに地図が載っています

ホテルはアムール川に近い地図の一番南のやや西のところ、リンクは中央にある大きな公園の北側です。

写真はホテルからすぐの地図の一番南の中央にある教会を横から撮ったものです。
左側がアムール川に向いていて正面の入口があります。

この教会から上方のレーニン広場に向かう黄色でかかれた道路がメインストリートで、交差する通りは坂を下る状態になります。


ホテルからリンクまではタクシーだと100〜150ルーブルです。
しかしメインストリート以外は余りタクシーが走っていないのでリンクからの帰りはつかまりにくいと思います。

今回は試合で1回と、練習見学で2回の3往復しましたが、すべて歩いてしまいました。
歩いても片道30分程度です。

写真は氷結したアムール川を歩いた記念に撮った展望台の写真です。

おまけ
ハバロフスクへ行こうかなと思われた方には、旅行会社「アースデスク」のサイトが参考になると思います。
またお天気はこちらでわかります。



▼ 2012/09 追記
上記のアースデスクは現在見つかりません。
「ロシア・トラベル・ビューロー」のサイトが雰囲気が似ている気がします。
私が行ったときは新潟から飛んだのですが、今は成田から行けるようで便利になってます。
▲ 以上 



ロシアに行くにはビザが必要だったり、ビザ取得のためには現地旅行会社が発行するバウチャー(旅程表)が必要だったりしますが、全部「アースデスク」でやってくれました。
別途で大手旅行会社の海外旅行を専門に扱う店舗で照会したところ、担当者レベルの問題かも知れませんが、全然アテになりませんでした。

飛行機は新潟から乗っている時間は2時間だけですが、飛行機がかなりボロいです。
上のトランクは高さが20cm位しかありません。
座席の背は前にバタンと倒れるし、座席の座る部分は折りたたみ椅子のように跳ね上がりますので、そこに荷物が置けます。
なお新潟以外に青森からも直行便が出ているようです。

冬場は飛行機の便が週に月曜日と金曜日の2便しかありませんから、それに乗るしかありません。
当然、選手と同じ行程になります。

ロシアというと未だに暗いイメージをお持ちの方もいると思いますが、ハバロフスクの街は建物は古い石作りのものが多いですが、特にメインストリートにはパステルカラーの5階建位の建物が多く綺麗です。
若い女性も皆さんスタイルが良くとても綺麗で、颯爽と歩いています。

食事は普通のレストランでは言葉で困ってしまいます。
英語を話せる方がいる場合もありますが、こちらが話せないし・・・。
しかし、ホテルの近くにチキンバーガーのお店や陳列されている料理からこれとこれと指差しで頼めるセルフサービスのお店(アムールの系列会社のようでした)もありますから、困ったらそのお店へ(^^;)。
ホテルの朝食は3種類から選択して頼みますが、これには日本語メニューがありました。ほっ。

食料品のお店は対面販売のお店が多いです。
自分で買い物籠に入れるスーパー方式のお店(アムールの系列会社かもしれません)もありますが、盗難防止で他所の買い物袋などは預けたりしなくてはなりません。
レストランでもデパートでも食料品店でも入ったところに男の人が立っていて、ちょっとびびりました。
物価は日本の半分位のイメージです。ホテルのレストランやパンフレットに載っているようなレストランだと日本と同程度になります。

問題となる費用ですが、旅行代金(航空券・ツイン宿泊(朝食つき)・ホテルへの送迎・ビザ取得を含む)は金〜月で9.1万円(月〜金なら9.8万円)、滞在費は帰りの空港税を含めて1.5〜2万円程度、往復新幹線2.1万円などで13〜14万円程度となり、やっぱりお金は掛かってしまいます。
なお今回は急に行くことを決めたのでビザ取得に追加料金が掛かってしまいました。

最後に謝辞。
今回は10月末のゴールデンアムールvsコクド戦でハバロフスクへ行ったMさんらに多くのアドバイスをいただきました。
お二人が行かれた話を聞かなかったら、今回行こうという発想にもならなかったと思いますし、大変感謝しています。


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