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(シルバーラウンド第2回戦) 2003/03/16 14:00 <苫小牧>

王子製紙 3 - 3 コクド

最終更新 2003/03/17 16:20
管理人が見たままの観戦記のため正確性は確保していません。なお、贔屓目ありです。
文中で使用している主な用語についてはこちらをご確認ください。(敬称略:選手の皆様すみません)

王子製紙  #42佐々木/#30荻野

PO
SH
PIM
1P
1
11
4
2P
2
10
8
3P
0
12
4
OT


TO
3
33
16
 #3杉沢/#22パークス(A)/#19斉藤毅
 /#33ヘンダーソン/#28磯島
 #9岩田康/#24桜井(C)/#21川平/#6川島/#44キャラー
 #18奥山/#16斉藤哲/#17桝川(A)/#2経塚/#8菅原
 #25沼田/#12城野/#10東

コクド  #27二瓶次/#1岩崎

PO
SH
PIM
1P
2
11
6
2P
0
8
8
3P
1
8
2
OT


TO
3
27
16
 #12内山/#33パーピック/#75ユール(A)
 /#37佐々木雄/#5宮内

 #16坂井/#13佐々木圭/#24増子/#39三浦/#11川口(C)
 #41二瓶太/#14菊池(A)/#34坂田/#7中島谷/#3山口
 #19佐曽谷/#20外崎/#9片山

 1P00:00GK in王子#42佐々木
00:00GK inコクド#27二瓶次
01:242minコクド#24増子HI-ST
06:442minコクド#16坂井CROSS
08:271 - 0 PP1王子#33ヘンダーソン
(#3杉沢,#22パークス)

15:512min王子#2経塚HO-ST
16:452min王子#17桝川INTRF
18:021 - 1 PP1コクド#12内山 (#33パーピック,#5宮内)
18:281 - 2 EQコクド#24増子 (#13佐々木圭,#19佐曽谷)
18:582minコクド#37佐々木雄INTRF

 2P04:102minコクド#7中島谷HOLD
06:582minコクド#19佐曽谷INTRF
06:582min王子#6川島UN-SP
13:232min王子#19斉藤毅INTRF
16:422minコクド#24増子BOARD
17:19*2min王子#33ヘンダーソンUN-SP
17:19*2minコクド#33パーピックUN-SP
18:242 - 2 PP1王子#21川平 (#22パークス,#28磯島)
18:443 - 2 EQ王子#24桜井 (#44キャラー,#9岩田)
19:072min王子#28磯島CROSS

 3P06:382minコクド#13佐々木圭UN-SP
06:382min王子#22パークスUN-SP
08:352min王子#44キャラーSLASH
19:30?GK out王子#42佐々木
19:36time out王子

19:473 - 3 ENコクド#37佐々木雄 (#27二瓶次)
19:47GK in王子#42佐々木

レフェリー/川村

昨日と両チーム全く同じメンバー。失点は仕方ないけど連続失点をしないように気をつけて欲しい。なんだか緊張するなぁ、管理人がしてもしょうがないのだけど。
▼1P
1stシュートはコクド#16坂井。PPの王子は2分過ぎ、中央遠目の#33ヘンダーソンのシュートがコクドDFに当たり角度が変わったが、コクドGK#27二瓶次がナイスキャッチ。が続けて左サイドから右スロットへパスが繋がりヒヤリ。一方のコクドは4分過ぎに#75ユール→#12内山→#33パーピックへとつなげるが最後うまく合わず。7分半にPPの王子は、左サイドからのパスをゴール右手前の#21川平がワンタイムで叩くと、コクドGK#27二瓶次がファインセーブ。続いてゴール前に集められる。すると8:27、左サイドから中央遠目へ折り返すパスで#33ヘンダーソンにパスが渡るとこれを豪快にシュートし、ゴール、王子が先制点をあげる。さらに続いてゴール前に寄せられヒヤリ。王子が良く走ってきている。厳しい状況が長々と続く。コクドは14分半に#13佐々木圭のセットでゴール前に集めるが最後の手が出ない。このピリオドのうちに追いつけると気持ち的に凄く楽になるのだが。すると王子に反則が続きコクドは2PPのチャンスを得る。しかし#16坂井のパス出しのタイミングが遅れるのが気になったりしながら、なかなか得点に繋がらない。しかしPP終了近くの18:02、右スロットからの#33パーピックのシュートのリバウンドをゴール左手前の#12内山がすくいあげてゴール、同点に追いつく。さらにその26秒後、左サイドを#13佐々木圭が持ち上がり、やや右を走り込んできた#24増子へパス、するとこれを綺麗に振りぬいてゴール左上へ刺し、コクドがあっさり逆転に成功する。しかし19分前にPPを得た王子は、激しく攻め立てる。がここはコクドGK#27二瓶次がナイスセーブを連発し1P終了。
▼2P
このピリオド無失点で切り抜けられないものだろうか。PKスタートだが、王子に攻撃の形を作らせないで終了。次の4分過ぎのPKも高いチェックで守りきる。また王子のミスも目に付く。しかしコクド、かなり疲れてきている。7分半に中央遠目の#3杉沢からのパスにゴール前に#33ヘンダーソンが飛び込む。さらに9分半にも中央遠目の#33ヘンダーソンのパスに#22パークスが合わせようとしたり、ずーっとコクドのディフェンディングゾーンでの展開になる。こっち来い! またコクドはアイシングを多発。しかしこれは作戦の一部かのようだ。16分にも右サイドを駆け上がった#19斉藤毅のセンタリングに#3杉沢が合わせようとしヒヤリの連続。すると18:24、PPの王子は左スロット(右スロットの間違いでした)の#22パークスから中央へ出したパスに中央の#21川平が身をかがめてパックを掃くようにシュート、これで王子が同点に追いつく。ここはしっかりしたい。が、その20秒後、ゴール右至近距離で#24桜井に(リバウンドの)パックをすくわれてゴールを許し、王子が逆転を果たす。これはまずい。しかしコクドも19分半に大きなチャンスを作るが、そのまま王子が1点先行で2Pが終了。
▼3P
さぁ、まずは気持ちで負けないっ。しかし1分半の王子、ゴール手前の#24桜井に左サイドからパスが渡ると、自ら打たないで右後ろにいた#33ヘンダーソンにパスを渡す。このとき#24桜井はフリーだったので打たれたら怖かった。しかしコクドも、王子GK#42佐々木がゴール裏へ出たところ、コクド#75ユールがパックをとりゴール裏を右から左へ回っていくがあと1歩。一方の王子は3分ころにゴールポストが動いた後にパックを放り込む幻のゴール。どうもコクドが後ろかかりだ。しかし王子も中盤になるとあまり走っていない感じがするのだが、コクドゾーンでの展開が続く。18分過ぎにコクドは#75ユールが右サイドを持ち上がり左スロットの#12内山へパス、しかしこれは枠を捉えない。すると王子は右サイドからのパスにゴール前に入りこんだ#9岩田康が合わせようとしてヒヤリ。最後、王子は6人攻撃をかけるが、19:47ゴール前でパックをもらった#37佐々木雄が大きくパックを放り投げて、エンプティネットゴールを決め、同点。これでコクドの勝ち上がりが決定的となり、試合終了。

コクドゾーンでの展開が多く、必死にパックを出すという展開。劣勢のときはアイシングでも良いからという感じで積極的にプレーを切っていたが、これによって自慢のスピードでかき乱すという王子らしいプレーをさせなかったように思う。5日で4試合を戦ってきたコクドはかなり疲れていて、王子に走られたらゴール量産なども想像されたので、王子はコクドのペースに嵌まったということか。
2戦得失点方式というのは観戦する方としても結構厳しいものがあった。選手も大変だったろうが、ブロンズ・シルパーとも、1戦目に2点差(しかしコクドのアドバンテージは実質的に1点)で勝利したことが相手チームに大きなプレッシャーになったのだろうか。本来の力を出せば得点能力の高い両チームのこと、ひっくり返せない点差ではなかったのに。またコクドも含めてどのチームにも連続失点があったり、どのチームにも2PPがあったりで、どのチームの選手にも精神的に色々な影響があったりしたのだろうな。
これでシルバーラウンドを勝ち抜け、ついにファイナルへ。レギュラーリーグのホーム最終戦で高木監督が「絶対にファイナル第二戦で新横浜に戻ってきます」とおっしゃっていたことが実現する。コクドのシーズンが早く終わらなくて本当に良かった。1試合だけだけどホームに戻ってこられて本当に良かった。中1日でファイナルが始まってしまい大変だ。ある程度疲れから回復できるだろうか。しかし、ヘロヘロになりながらも必死にベンチに戻る姿勢は、管理人にとってホッケーの最も好きな理由のひとつ。集中力を保った戦いをしてくれることを期待しています。
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